今年も残すところ2ヶ月弱となりました。
皆様のご自宅には各保険会社から控除証明書が郵送され、またサラリーマンの方には職場から年末調整の案内が来始めた頃かと思います。
そんな時期だからこそ、今回は保険料控除の活用法をご案内します。
1.旧制度と新制度とでは控除額が違う!
平成24年1月1日以前(旧制度)と以後(新制度)の契約とでは生命保険料控除の取扱いが異なります。従って、同じ保険料を支払っていても、控除額に差が出ることがあります。
昔の保険契約を見直すことで、保険料が安くなったり保障が充実したりするだけでなく、保険料控除額をアップさせることができるかもしれません!
<例>
旧制度適用契約
月々保険料 | 年間保険料合計 | 保険料控除額 | |
一般の生命保険料 | 18,000円 | 216,000円 | 50,000円 |
個人年金保険料 | 9,000円 | 108,000円 | 50,000円 |
合計 | 27,000円 | 324,000円 | 100,000円 |
↓
新制度適用契約に見直し(例:医療特約付きの契約を死亡保険と医療保険の2契約に見直し)
月々保険料 | 年間保険料合計 | 保険料控除額 | |
一般の生命保険料 | 10,000円 | 120,000円 | 40,000円 |
医療介護保険料 | 8,000円 | 96,000円 | 40,000円 |
個人年金保険料 | 9,000円 | 108,000円 | 50,000円 |
合計 | 27,000円 | 324,000円 | 120,000円(※) |
保険料控除額が100,000円から120,000円にアップ!
※40,000円+40,000円+50,000円(旧制度)=130,000円ですが、新旧保険料の合算での最高限度額は120,000円です
~第二回に続きます(下記テーマにて)~
2.個人年金保険が高金利商品に!?
3.お得な情報をもうひとつ!(ふるさと納税について)