あれから3週間あまり経ちましたが、筆者は未だ感無量です。
そうです、愛する阪神タイガースが38年ぶりの日本一となったのです!おめでとうございます!
38年前といえば、「プラザ合意」が行われました(1985年9月2日)。
「プラザ合意」とは、対日貿易赤字に苦しむアメリカが、ドル高を調整するために日本を含む先進国5カ国に為替市場に介入することについて会談した出来事のことです。
これによって、1ドル240円台だった日本円は、1年後には1ドル150円まで急速に円高が進みました。
急激な円高進行によるショックを和らげるため、徹底した低金利政策を打ち出し、お金が市中に出回りやすくなった結果、「カネ余り」が発生し、余ったお金は株式市場と不動産に流れ込みました。その結果がバブル経済です。
今も「バブル経済後の失われた30年」といった言葉を耳にしますが、その起点となったのは「プラザ合意」だったのですね。
現在の円相場はいみじくもその頃と同水準で推移していますが、物価高による負の影響だけでなく、賃上げ等の正の影響が世間に浸透し、経済が好循環に転じてほしいものです。
阪神タイガース日本一による経済効果は1400億円との説もあります。その一端となってくれるといいのですが(笑)