日之出日記

火災・地震保険

強風によって飛んできた、屋根や瓦がぶつかった

強風によって近隣のアパートの屋根が外れて風にあおられ、建物に当たるという事故が報道されておりました。

このように近隣の建物から飛んできたものによって被害を受けた場合、修理代などは賠償されるのでしょうか?

基本的には、たとえ「どの建物から何が飛んできて、どれほどの被害が出たか」ということがはっきりわかっていても、原因となった建物の持ち主に、法律上の賠償義務はありません

明らかに古くなった看板や崩れそうな建物を放置していたといった場合は管理責任を問える場合もありますが、一般的な管理が行われていた建物の場合は、持ち主が修理代を賠償する必要はないとされています。

このような事故による損害に備えるには、「自己防衛」すなわち保険(火災保険)でカバーするしかありません。

ただし、火災保険に加入していれば必ずカバーされるというわけではなく、風災による事故で補償されるタイプである必要があります。

この場合でも、「損害額20万円以上から補償が受けられる」といった条件が付帯されていることもありますので、注意が必要です。

また、昔加入した火災保険の場合、加入当時の保険金額では修理や建て替えに必要な補償が得られない場合もあります。

ご自身が加入している火災保険の内容がわからず不安な方は、当社社員にて内容確認のお手伝いをしますので、遠慮なくご相談ください。