こんにちは。有限会社日之出商会です。
近年、異常気象や自然災害の頻発により、企業活動にも大きな影響が及ぶようになってきました。そんな中、環境省が提供する「民間企業の気候変動適応ガイド」は、企業が気候変動リスクにどう備えるべきかをわかりやすく解説した実践的な資料です。
今回は、このガイドのポイントをご紹介します。
■ 気候変動は「経営課題」
ガイドでは、気候変動を「環境問題」ではなく「経営の最重要課題」と位置づけています。たとえば以下のような影響が想定されます。
- 猛暑による従業員の健康リスク
- 台風や豪雨による物流の停止
- 原材料の調達困難化
- 顧客ニーズの変化(環境配慮型商品へのシフト)
■ 適応策の基本ステップ
ガイドでは、企業が取るべき適応策を以下のように段階的に紹介しています。
- リスクの把握:自社の事業にどんな気候リスクがあるかを洗い出す
- 優先順位の設定:影響の大きさや発生頻度をもとに対応の優先度を決定
- 具体的な対策の実施:BCP(事業継続計画)の見直し、設備投資、従業員教育など
- 効果の検証と見直し:PDCAサイクルで継続的に改善
■ 適応は「リスク回避」だけでなく「ビジネスチャンス」
気候変動への対応は、単なるリスク回避にとどまりません。たとえば、
- 環境配慮型商品の開発
- ESG投資への対応
- 顧客からの信頼向上
といった形で、企業価値の向上にもつながります。
■ ガイドの入手方法
ガイドは以下の環境省の特設ページから無料で閲覧・ダウンロードできます。
■ 最後に
当社では、気候変動リスクに備える保険商品やBCP策定支援も行っております。ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。